世の中には様々な投資対象企業があります。その中でどの企業に投資すれば良いのか考え方を見ていきましょう。
見方のポイントは、世の中全体から見ていって個別の銘柄の細かいところを見ることです。
1.成長性を見る!
まずは今後の成長性が期待できる業界を選びましょう。
これは業界地図を見るのが簡単です。どのような業界のどういうセクターが伸びているかわかります。
成長性は、売上高が増えていること、競合が増えていることが大事です。
2.企業分析
業界が見つかったら、企業を分析していきます。
安定して成績が出せているかが大事です。安定して右肩上がりに業績が伸びているところを見ます。
3.銘柄の数字を見る
次に、企業の稼ぐ力と細かいところを見ていきます。
PERに注目します!
PERとは、その企業の利益と比べて株価が割安や割高か判断するものです。その企業の数字だけでなく同業他社と比べてみていきます。イメージは、割引シールの貼った惣菜を選ぶ感覚です。
割安な時に買って、期待と同等になった時に売るのがシンプルな戦略となります。
ROEも見ます。ROEは一年間でどれくらい儲かったかわかる指標です。日本だと10%以上あると優秀と言われます。ROEが0の会社は儲かっていないといえます。
PBRも確認です。RBRは1倍以上だと時価総額が純資産よりも大きいです。
配当も見ます。毎年出していると儲かっている会社です。
4.チャートの見方
チャートの見方を確認します。
トレンドの転換は、移動平均線を見ます。複数の移動平均線をうまく組み合わせて確認します。特に、長期と短期がクロスするところに注目です。買い時や売り時を判断する材料になります。
世の中の景気動向の見方
経済指標を確認することで世の中の景気動向がわかります。
1.雇用統計
アメリカの雇用統計では、失業率を一番見るべきです。アメリカは失業率が高いと景気が良いと判断できます。
2.消費者物価指数(CPI)
中央銀行は物価の安定と雇用の安定を最大の目的とするため消費者物価指数にとても注目します。
基本的に、政策金利が上昇すると、株式市場を中心とする金融資産の価格は下がり、政策金利が下降すると金融資産の価格は上がると言われます。(もちろん例外はあります)
消費者物価指数を確認して、前回よりも上がっているか下がっているかを比べることでインフレかデフレかを判断していきます。
インフレになると、中央銀行は金利を上げるので金融資産の価格は下がり、デフレになると金利を下げるので金融資産の価格は上がると言われます。(もちろん例外はあります)
使い方は、今はインフレなのかデフレなのか全体の流れを確認した上で、
指数を確認して前回よりも数字が下がっていればインフレが減速、だから金融資産の価格は上がるかもしれないと考えていきます。
ただ、インフレ率が下がるということは、景気が減退しているかもと考えられるため株価が下がる可能性があります。複数の指標を確認して総合的に判断する必要があります。